しがない作家志願者のあがきとモガキ

タイトルの通り、日々のあがきとモガキです。後は、作品をたまに上げてみたり、紹介してみたり。かな

物語執筆への最強の助っ人!

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ここ最近猛勉強に励んでいました。

なんの勉強かは、もちろん物語のあれこれ。

 

というのも、猛勉強のきっかけはこちらのブログサイト様の記事に出会ってしまったから。

gunber.hatenablog.com

 

こちらのブログで紹介されているのは、小説を書く上での物語の構成面とキャラクター作りについてのノウハウが紹介されている。

 

これまで、執筆パートナーである相方さんとほぼ独学で小説を書いてきた。数をこなし、時には他の方が書かれた小説を読み、また自ら課題を出し……となんとなくの雰囲気で独自で技を磨いてきた自分にはかなり衝撃的なブログだった。

 

ブログを教科書のごとく各記事を繰り返し読み、シャーペンを用意し、ノートにまとめる。それはもう、何十年かぶりのまさに学習をしていた。

せっかくブログにしてくれているのだから、わざわざノートに起こさなくてもと思われるかもしれない。でも、実際活用していこうと思えば、手元に置いたノートの方が見返しやすく、実際まとめ書くことで読んだだけより頭に残る。いい大人になって、勉強の極意を感じることができた。できれば学生の時に感じたかった。やっぱり好きなことは学びも夢中になれるものですね。

 

さて、紹介されている物語の構成のノウハウとは「13フェイズ」という構成理論。

 

「13フェイズ」理論は東京工科大学メディア学部客員教授、金子満先生と同大学研究室が産み出した物語の構成理論 沼田やすひろ先生著書「売れるストーリー&キャラクターの作り方」に詳しく書かれているので、興味がある人は是非読んでください 「13フェイズ」理論では物語を13に分け、それぞれのフェイズで行われる出来事を分析しています

物語の書き方 ぶれないストーリーを作るには?・13フェイズ - がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

 

 

13段階で物語を組み立てていくというもの。

1から13までの段階を一つ一つ丁寧にとても詳しく解説してくれていて、例題も添えられているから非常にわかりやすい。

 

もう一つは、「エニアグラム」というキャラクターの性格を分析した理論。

 

 

エニアグラムとは キャラクターの持つ「こだわり」を体系的にまとめたのが【エニアグラム】 「エニアグラム」は、本来自分を知るツール 自分本来の性格・思考・行動パターンを理解する為の便利な道具として使われています 日本ではまだ知らない人が多いですが、グーグルやアマゾン、アップル、ディズニーなどの有名企業で人材教育の研修にも使われている実績のある理論なのです 「エニアグラムの特徴」はキャラクター(人)を9つの分類として捉えています そして9種類のタイプはそれぞれ異なったこだわりに支配されていると言う理論になっています

キャラが持つこだわり・エニアグラム - がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

 

 

小難しいと思いきや、これが本当に楽しいし非常に役に立つ。

9つの分類で単に性格診断というだけでは終わらないのがまたすごい!

各タイプの関係性や、各性格タイプのキャラが物語の中でどうやって成長していけばいいのかがまるっと分かるのだ! しかも、成長のみならず、闇落ちに至る方法まで。

 

shining.main.jp

ガンベアさんが参考、推奨されている、上記のサイトで90個の質問にチェックで答え、自分(キャラ)がどのタイプなのか診断できる。

 

 

この二つの理論をふまえ、自分の小説を当てはめてみると足りない部分や、新しい発見が見えてくる。

 

小説大賞を目指している作品へのヒントとなると思う。

実際にやってみて感じたのは、まさに楽しい!

 

独学故、テクニックなども独自のものを感覚としてしかもっていなかったのだけど、「13フェイズ」「エニアグラム」共に、実はこれが結構理論に当てはまっていて、テンションが上がる。

 

「13フェイズ」の方はストーリーの見直し。

エニアグラム」の方は、各キャラクターになりきり90の質問に答え、そのキャラのタイプを知ることに用いる。

 

タイプは、そのキャラの持つ「性質のこだわり」「決してしないこと」「されて嫌な事」「プラス面の特徴」「マイナス面の特徴」「問題点」「成長には何を学べばいいのか」「憧れのタイプ」「ライバルのタイプ」「闇落ちに陥る理由」「行動を決定する基準」「危険が迫った時の対応」「周りの世界への目」などを知ることができる。

 

なんとなくだったものがすごく鮮明に見えてくる。

プロット、キャラシート作りにはうってつけだ。

 

一度完成させ、推敲した小説。自信もあるし、どこをどうすればもっと良くなるのか……と悩んでる人、更に作品の完成度を高めたい人には是非オススメの理論。

 

二つの理論から見えてきた課題をもとに、次は頑張って追記して作品をつめていく作業。

楽しみ!

 

 

 

 

シリーズ深読み読書会「横溝正史の集大成!“悪魔の手毬唄”」

正月実家へ帰省し、録画してあった『シリーズ深読み読書会』という番組をみた。

読書会というものがこの世に存在しているのは、以前記事にあげた活字中毒者の姉情報で知ってはいた。

読書会とは、課題本となる作品を読み、その感想や情報を話し合いシェアする会のこと。姉の話を聞き、読書会に興味を持っていたけど、ひとりで飛び込む勇気もなく、うずうずしていたわたしにとって、この番組はすごく面白かった。

www6.nhk.or.jp

 

課題本となる作品は横溝正史の”悪魔の手毬唄

 

この本実際に読んだことはないけど、番組であらすじも丁寧に紹介されており充分楽しめた。

 

【以降、ネタバレ含む】

 

あらすじは、鬼首村(おにこうべむら)で起こり始めた連続殺人事件の謎を金田一耕助が追っていく。

村に伝わる童謡の通りに村の娘たちが死体となり装飾され発見される「見立て殺人」が行われる。

物語に出てくる若者は金田一が宿泊する亀の湯にいる村一モテモテの息子と半身にあざを持つ妹(里子)、由良家の娘で美人の泰子(モテモテ息子といい感じ)、仁礼家の娘文子(モテモテ息子に片思い)、かつて村へ訪れた女遊びが激しい詐欺師・恩田幾三の娘とされるゆかり。

モテモテ息子の周りで上記の娘たちが次々に殺されていく。

 

番組の中の情報で、横溝正史の複雑な家庭環境がクローズアップされ作品とのリンクが紹介されていた。

 

横溝正史の父方母方共に前妻前夫がおり、父方の腹違いの兄弟に歌名雄という長男がいて、この長男の名前が作中、金田一耕助が訪れた旅館のモテモテ息子として登場するのだ。

 

番組のラストで、エピローグの歌名雄とゆかりが話すシーンのセリフがピックアップされる。

 

この内容が、横溝正史の会ったこともない異母兄弟の歌名雄氏に贈られた、横溝正史の気持ちのように感じられ、これが書きたかったんだろうなと思えた。

作品の内容自体もザッと紹介されただけでもすごく面白かったけど、作者のこの家庭環境を知っているともっともっと深く作品を味わうことができるんだと実感できた番組だった。

 

課題作となる作品を好きで読み込み、更に作者の詳細や、作者の他の作品を読み込んでいる人の情報力は半端なく、それを個人で知るのはなかなか大変。でも、その知識をおすそ分けしてもらえる会。

 

読書会やっぱり憧れるなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

初ゲラ!!!〜初校閲は不思議がいっぱい〜

出版社から原稿が返ってきた。

生まれて初めてのゲラである。

この日を待ちわびていただけに、ドキドキとワクワクが沸き起こる。

小説を書きがむしゃらにやってきただけに、目指せ出版ってとこがあったので、事前に校閲たるものはなんだろうな? とリサーチがてら、下のドラマを楽しく観たりはしていた。

www.ntv.co.jp

 

(サイト内にある【「校閲者」のお仕事】も勉強になった)

 

 

しかし、返ってきた実物のゲラには意味不明な記号がいっぱいでもうタジタジ。

先ずは検索だ。

 

文章中の言葉が○で囲われ、その横に書かれた不思議なメモ。

【トルorてて】

トルはなんとなくわかった。orも理解。

……てて?

こちら、【てて】ではなく、ママでした。

 

校正の際、固定用語は記号扱いでカタカナ表記されるらしい。

 

トル は取る(不要)

or  は~か~

ママ はそのまま

 

つまり、〇で囲った言葉を「取ってしまうか、そのまま使うかどうする?」との意味合いのようだ。刷り上がった文章にメモは手書き鉛筆で残すので、ダラダラ書くと見えにくいためこういった表記になる。

 

本当の絶対直さないといけない誤字脱字等は赤ペンで表記。こちらはドラマ内でも紹介されていた。

また、たくさんの付箋にはドラマさながらの指摘だしや質問があり大いに興奮を覚えた。

脳内ビジョンには石原さとみちゃんがもう大活躍状態。

石原さとみちゃんかわいいです。

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また、説明し過ぎとの指摘もあった。

部屋にA君B君の二人きりで向かい合って座ってる。この状況の文章に続く流れで

【目の前のA君に視線を戻した】

と記したけど、この場合二人しかいないので『目の前』は不要とのこと。

なるほど。

 

なるべく状況が読者に伝わるようにと細かく意識的には書いていたけど、一歩引いてこういった説明過ぎな個所の引き算も大事なんだなと思えた。

普段は一度ザックリ完成した物語をより丁寧に心情や状況を追記(足し算)作業が多い分、引き算という意識に欠けてる部分があったな。と勉強になった。

 

あと、今後とも注意していきたいのは、漢字とひらがなの使い分けについて。

今回の目立った直し。

 

漢字へ変更

くん    → 君 
そば    → 傍 
そらす   → 逸らす

 

ひらがなへ変更

丁度    → ちょうど
凄く    → すごく
良かった  → よかった

~風    → ふう
掛ける   → かける
下さい   → ください
勿論    → むろん
事も    → こと 

出て行った → 出ていった
出来た   → できた 

無い    → ない 
分かりやすい→ わかりやすい
分かった  → わかった
直ぐも   → すぐ 
貰った   → もらった
身体    → 体
通り    → どおり
言(う)えば  → い(う)えば 
沢山    → たくさん 

居ない   → いない
その通り  → そのとおり

 

読みやすい文章は『ひらがなが主体』ということらしい。

以前どこかのサイトで友達以外の複数形の達はひらがなの方が読みやすいという情報を見ていたため、敢えて【私達】→【私たち】としていたのだけど、校閲では【私達】に変えるようにチェックが入っていた。うーむ……。

 

今回の物語は一人称の形をとっている。

一人称の場合三人称(神視点)とは違い、俺は・僕はのように、主人公のキャラの性質が口調となり文章に現れるところがキャラクターが生きる良さだと思っている。

真面目だったり、不器用だったりすると固い言葉をつかったり、柔らかい人柄だと、柔らかな言葉になったりなど。

 

この物語の主人公は優しく明るく人の良い若者の介護士さんである。

文中に【お金を払い】という言葉がありその お に○がされていたり、【入居者さんの顔と名前を把握するのが最初の仕事】の さん にも○がついていた。

しかし、【金を払い】に直すとなると、なんだか殺伐とした印象になるし、【入居者】と言ってしまうのもやはりキャラじゃないので、ママを通すことにした。

石原さとみちゃんごめんなさい。

 

初めてのゲラには戸惑いが盛りだくさんではあったけど、勉強になることもたくさんあった。

指摘出しにより、追記説明を入れ、新たな伏線も生まれたりとやっぱりワクワクがいっぱいだった。

 

校閲者さまありがとう。

二週目のチェック。どうぞよろしくお願いします。

 

文章の書き方を再確認してみる

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文章を書いたり、物語を作るにあたって、わたしはかなりその場のテンションに左右される。なにか思いつくとドンドン溢れ出すように思考が冴えわたり、次から次へといろいろな書きたいことが収拾つかないほど出てくる。

しかし、テンションが落ちると一気に書けなくなってしまう。

実に困った性質だ。

 

それは置いておいて。

先日、下のブログを拝見し興味深かったので、自己診断やってみようかなって思う。

 

3つのタイプの文章の書き方

3つのタイプの文章の書き方 - めんおうブログ

 

テンションの高い時を思い返してみる。

丁度この前、相方さんと話をしていてた時も凄い勢いでテンションが高かった。

 

相方さんが職場で仕入れたあるリアルな一人の男の人生の話をしてくれた。

男が巻き込まれた事件とその結果。家族間のこと。自分の起こした行動、これからのこと。

 

その男には娘がいて、わたしは娘の方に着目。

娘からその事件を見ることで、感じる心情が次々に想像として生まれ出てきた。

自分でもびっくりするくらい。

 

そして、もしこれが息子だったら? で更に想像を膨らませたのだ。

状況から心情を想像し、また状況から更なる細かい背景を想像していく。

息子の悩みと、それを解決へと導く出会い。出会いの中で発生する迷いと葛藤。そして結末まで。

 

 

表現の過程って、大まかにわけると3タイプあるんです。 まず一つは「植物型」 。 自分の中にあるエネルギーがまるで植物の枝葉が空に向かって伸びていくように発露するタイプで、着地点を決めずに自由にのびやかに書いていく人。 もう一つは「洞窟型」で、洞窟を掘り進めるように、一行一行、頭の中に浮かんだことを文字にしてみては、考えて、また文字にしていくというタイプの人。 そして三つ目は「写真型」。 このタイプの人は書く前に最初から終わりまで、一枚の風景写真みたいな感じで頭の中にバッて浮かんだものを、一つ一つ言葉にしていくタイプです。 もちろん複合型もあるし、これ以外の型もあると思います。

3つのタイプの文章の書き方 - めんおうブログ

 

 

話を聞いた途端、まずとった行動は植物型だと思う。

そして、その想像を掘り下げていく洞窟型かなぁ。

心情表現や情報伝達の細やかな作業は写真型な気もする。

 

結果複合型?

 

まぁ、こういう自分の書き方を掘り下げてみるのも、スキルとして今後の役に立つような気がする。

登場人物の命名に苦戦

今までざっと数え八十くらいの物語を書いてきた。短編合わせばもっといくかな。

発表済み、未発表、未完結。七年もやってるから相当な数だと思う。

もしかしたら実は百の大台に乗ってるかも。ちょっと自分でもビックリ。

 

この前、物語を作る上でかなりお役立ちな理論を紹介しているブログを見つけた。

 13フェイズというそれは、物語の構成理論らしい。

そもそもフェイズという言葉を知らなかったので、調べると『発達、変化するものの段階や局面を指す』だそう。

プロットを書く際にもチャートとしてとても役に立つ優れものです。

 

詳しくはこちら↓

ストーリーがぶれない「13フェイズ」理論

ぶれないストーリーの作り方・13フェイズ - がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

 

即、相方さんにお知らせ。

早速13フェイズを当てはめ執筆が滞っている作品の一つに当てはめて考えた。

相方さんと協力プレイだ。

改めてチャート式で流れを振り分けていくと、面白味として抜けていた場所などを確認出来て、さらにそれについて深く考えることができた。

やっぱり優れもの。

順調にプロットが仕上がり、充実した時間を過ごせた。

さて、いよいよ。

書こうぞ! というところで発生するのがキャラクターの名前だ。

こうも大量に物語を書いていると、いつも困るのが登場人物の命名である。

もちろんこちらも優れたお助けアイテム。

 

namegen.jp

 

なるものを使わせてもらってるにもかかわらず、命名するのは本当に時間を食う作業なのだ。

【名は体を表す】

この言葉は真理だなと結構本気で思っている。

ことに小説となると、登場人物のイメージを伝えるのは本文中の登場人物の外的特徴の説明、セリフや行動、考え方だけで示さないといけない文字の世界。

当たり前のことだけど、ここに名前という常に上記の文章にセットとなる表記にもやはりイメージを伝える役割りがあった方がより読み手に愛着を感じてもらえるし、世界にも入っていきやすいんじゃないかと思う。

 

昔、まだ書き始めだった頃。

登場人物が二人の小さな世界の物語を書くにあたって、「僕」「彼」の人称代名詞を使っていた。

物語によって今でも人称代名詞だけでいい。

そう思う物語もあるのだけれど、ある物語を出版社に投稿し講評を頂いたところ。

『登場人物たちのキャラクターを明確に打ち出したい。日記に出てくる主人公と件の息子に名前が必要である』とハッキリ告げられた。

物語は主人公が古い日記を読み、日記に書かれた過去の人物と自分たちを重ね合わせるといった内容で、物語のメインは日記の中身という物語だ。

現実の部分を三人称で書き、日記の部分を一人称で書く。

一人称で、さらに日記だということもあり、「俺」と「彼」という表記にしていた。

 

確かに人称代名詞ではふわっとして、キャラクターのイメージは伝わりにくい。三人称で名前を付けていた登場人物にくらべ、印象が薄い。

 

キャラクターとしての印象を重視したい派としては、名前の持つイメージもこだわりたいのだ。

 ボーッとした天然の子に、勝司《かつじ》とかイメージを混乱させてしまう。

やっぱり穏やかでいて、優しいイメージを持たせたい。

 設定として名前にコンプレックスがあるというキャラなら敢えて真逆のイメージの名前を付けるのはいいと思うけど、そういった設定上の物がないのであれば、キャラクターの持つ性質に合わせた名前がいいに決まってる。

 更に言うなら、あだ名で呼ばれるキャラだった場合。響きも重要になってくる。また、主人公にはそれなりの名前を付けてあげたいし、飛びぬけてキラキラネームなのもイメージを壊しかねないので避けたい。

そんなこんなも加わり、大量の物語。キャラ名が被るのを避けようと思えば、人名生成パターン数が日本の名前だけで10億を誇るお役立ちサイトを駆使しても、相当困るのだ。

 

執筆前の悩みの種である。他の人はどうなんだろう……。

 

 

因みにこちらが設定上、人称代名詞を敢えて使った短編。

estar.jp

 

 

 

 

 

 

リアリティを磨くスキルの発見

 前回リアリティについてブログを書いた。その日にsnksnksnkさんのブログ、以下の記事に巡り合えた。

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念のため言っとくと「リアル」と「リアリティ」は違う。 実態がどうあれ、「実態に近いのではないか」と読者に思わせるのが「リアリティ」だ。 キャラクターにリアリティがあるというのは、本当に凄いことなのだよ。 「彼らが実際に生きて、考えて、行動している」ように思わせてしまう。

腰乃「鮫島くんと笹原くん」-日常描写の卓越したリアリティ- - 漫画の話をしましょうか

 

自分の武器はリアリティだと書いたけど、snksnksnkさんの言葉に衝撃的な感銘を受けた。

もっと具体的な本質をクリアに垣間見せてくれた気分。

 

”彼らが実際に生きて、考えて、行動している”

 

この言葉は自分の中でもあったのだけど、

 

”実態がどうあれ、「実態に近いのではないか」と読者に思わせるのが「リアリティ」”

 

『思わせる』がポイントなのだ。

snksnksnkさんのこの記事に以下の文が続く。

 

”「ストーリーの進行上、無くても特に支障は無い」エピソードが満載なのだが、これがとても効果的。こういうところにリアリティって出るよなあ。”


”言い争ってるうちにロッカー叩いちゃったら、ロッカーが倒れてきて「さあ大変」なシーン。
これ別にロッカーが倒れてこなくても話の進行上問題は無い。
でも、倒れてきたほうが断然面白いし、リアリティが増す”

 

物語上のエピソードとしては一つのそれに肉付けされたとても小さなものだけど、一つの出来事に並列な関係でワチャワチャやってることがこの物語の核に通じるエピソードだと考える。

なにせ、この二人は告白した方と告白された方ではあるけど、どちらもノンケで友達関係で、その後のエピソードも一緒にワチャワチャやりながらのお初同士だから。

 

この小さなイベントはとても肉付けとして素晴らしいものだと思う。

 

自分自身何が書きたいのかを明確に理解できていて、メインの流れに肉付けしていく効果的な表現。そして、さらにその表現を持って、読者にキャラへの愛情を持たせるというスゴ技。

 

やっぱ腰乃さんは凄い。

 

自分の小説の書き方はメインの流れを書いてその後すべてを把握した上で、メインの流れにより読者に伝えるべき心情的表現を追記する作業はよくするのだけど、こういった小さな肉付けエピソードを加えるというは発想にもなかったこと。

これからの自分の武器磨きに役立つスキルだと思う。使いこなせるようになるまでが大変だけど、そういうスキルを知識として見つけただけでも大いなる一歩。

とても勉強になった。

 

これを気づかせてくれた腰乃さんとsnksnksnkさんに激しく感謝です。

 

 

鮫島くんと笹原くん (マーブルコミックス)

鮫島くんと笹原くん (マーブルコミックス)

 

 THE男子なキャラクターがとても良い。

 

新庄くんと笹原くん1 (マーブルコミックス)

新庄くんと笹原くん1 (マーブルコミックス)

 

 弟編も可愛いです。

 

 

 

 

 

自分を知り、手持ちの武器を把握する

創作をしていると、色々な欲が湧き出てくる。

初めは純粋に書きたいものを書いて、頭の中で何となくふわっと浮かび上がった世界の切れ端が生命が芽吹いていくかの如くパーッと色を付け広がっていく感覚に素晴らしさと快感を得て、想像の世界をリアルな一つの人生にする事をのみに夢中になってそれだけで満足していた。

世界を発表し、読んでもらったことに、感想をもらったことに喜びを覚え、より励み公募へ挑戦する。

あるあるだし、モノづくりをする以上そういった向上心は持つべきだと思う。

でも、その過程でぶち当たってしまう壁がある。

ウケや需要だ。

自分に芽吹いた世界の表現だけでなく、そう言ったものによく悩まされてしまう。

レベルアップすれば、当然自分を取り巻く世界も広がっていくから当然なことで。

作品をより優れたものに仕上げたいと思うからこそ、視野を広げ見渡し、このトラップに陥ってしまう。

世間に認められ、世に出るということはウケたということなんだから。

でも、世間の好みに合ったものばかりが出回っても、それはありふれたものであり、価値が下がる。いずれ飽きられ別のブームとなるウケがやってくる。

結局「面白い」とされる作品、人の心を打つ作品は……いやいや作品と呼べるものは下の記事に書かれてるように、その作者にしか書けない唯一の世界なのだ。


monokaki.everystar.jp

上のサイトより引用 

 「おもしろい」小説を書くためには、何を武器にしますか? 「これだけは誰にも負けない!」というアピールポイントがありますか? 

 

ということで、自分の持ってる武器を見直してみようと思う。

読者様から頂いた感想によく見られたのが、

 

『映画を観ているような、その場に居合わせてるように物語の中に入り込んでしまいます』

 

非常にありがたいお言葉。素直に嬉しです。

振り返ってみれば「なるほど」と納得できる。

前回の記事でも書いたように、わたしは読書ではなく映画で育った人間で。

作品の見せ方という点で小説は文字でできているけど、ビジュアル的要素が大いに占めてると思う。

次いで言えば、キャラの心情は単純な一言では言い表されないものだとも思っていて、色々な要素を含む、複雑な想いをキャラの感じている空気や、目に見えているモノ、主人公の状態で表現しているからだと思う。

自分でもこれは常に持っていたい武器の一つだ。

それに、前の記事で書いたアレルギー反応(寝てしまう)を引き起こす小説もビジュアルより状況をダラダラ綴ったものだったと思う。 

 

相方さんから頂いた言葉がこれ。

 

『青春の瑞々しくて痛々しくてキラキラ輝いた感性』

『繊細で一途な主人公。静かな世界は心の琴線に触れ、苦しいような切なさを連れてくる』

 

自分自身が大人になり切れてないというところもあるだろうけど、逆にそこが武器になってると思う。

相方さんは真逆で凄く大人な物語を書く人。だったりするから、自賛ではあるけど我々のコラボはとても塩梅がいいはず。

脱線してしまったけど、わたしが書くキャラ(登場人物)は人間臭い。

完璧な人なんてこの世にいないし、完璧な人より人間臭い人の方が生き生きしているし、カッコ悪く泥臭い方が面白いと思う。だからそんなキャラが物語の中で悪戦苦闘し、何かに気付いたり得たりするから物語になるし、それこそがむしろカッコイイとすら思う。

なのでキャラをドンッと苦境に陥れ、自分を曝け出させ存分にもがいてもらう。

 

『純粋に登場人物に同化し、そこから紡ぎ出される文章には綺麗ごとだけでないリアリティを感じる』

 

つまり、自分の武器はコレ。リアリティなのだ。

まさに、自分の意志と合致している。

素人臭いだろうけど、わたしは一人称で書くのが好きだ。なんせ、リアルだから。

キャラ目線で感じたもの、その世界で流れる時間を読者として共有できる。

共有は共感を呼び、それが読者の中でリアルになる。

 

このリアリティをもっともっと意識して高めていき、自分でしか書けない小説を書いて行きたいと思う。