しがない作家志願者のあがきとモガキ

タイトルの通り、日々のあがきとモガキです。後は、作品をたまに上げてみたり、紹介してみたり。かな

文章書きたい症候群中のとある作家志願者

たまに無性に文章を書きたい衝動に駆られることがちょこちょことある。
そういう時は大概仕事に向かう道すがらだったりする。
書けない状況下にある時に、この発作が発動してしまうからなかなか厄介。

どうやら自分はなかなかの天邪鬼であり、そこそこめんどくさい人間のようだ。
物事を考える作業は結構好きなんだけど、その作業は得意なわけじゃなく、しかもかなり素人だ。文章を書くならちゃんと起承転結。面白おかしくエンタメに。したいところだけど、自分は定型を持たない散文派。韻を踏んだ言葉遊びは好きではあるけれど、オチにこだわるのとかはあまり好きじゃない。そういった知識も薄弱なのだ。

子供の頃の自分は親の目を盗んでは家を飛び出していた。別に悪ガキだったわけでもなく、ただ単に元気がよかっただけ。読書するより公園を駆け回っていた子供時代のつけが回ってきたのかなと思う。
当時は字を読み始めると五分で寝息を立てていたほど。つまり、読書に全く縁のない生活をしていた。わたしには姉が一人いる。この姉というのが自分とは真逆で自称活字中毒者。本が大好きで子供のころから難しそうな小説をたくさん読んでいた。時が経つにつれ、難しそうな小説の他にも、姉は漫画やエッセなんかも読み始め、新聞はともかく広告の文字でもいいとまで言いだす始末。読んでいると中身はなんであれ落ち着くらしい。今は図書司書を仕事にしている。まさに天職なんだろうな。
そんな真逆の姉の影響もあり、映画には興味があった。
姉とは五歳も離れているから、子供時代一緒に遊ぶとなると映画を観るくらいしかなかったからかも。夏休みなんかはビデオレンタルにチャリンコで行って店内の涼しさに「ハァ~」となりながら、借りるビデオを二三本まとめ借りし、また炎天下チャリンコ移動で家に帰り家のエアコンに「ハァ~」となった。そのヒンヤリした空気の清々しさは未だ鮮明に思い出せる。

ともあれ、映画好きは物語好きに通じていたらしい。大人になったわたしは小説の投稿サイトに物語を作り、投稿している。

きっかけは、外遊びばかりし過ぎて趣味と呼べるものを全く持ち合わせず大人になってしまい、無趣味故にネットサーフィンに明け暮れて、辿り着いたのが某ウェブ小説投稿サイトだった。

活字中毒者の姉を持つ、活字に眠気を催す活字アレルギーの自分も大人になり少々の耐性はついていたらしい。

もちろん初めは読専。そのサイトでもフラリフラリと読み渡り、一人の作家さんに辿り着いた。それが、今の執筆パートナー。まさに運命の出会い。

パートナーとのドラマチックな出会いはここでは控えておこうと思う。

脱線するとキリがないから。

ともかく、小説をろくに読みもしなかった子供が大人になり、小説を書いている。もう書き始めてかれこれ七年も経つ。立派な趣味を得たもんだ。

そして、趣味はいつしか本気モードになり、来年には書籍化というところまでたどり着いた。素人なりにここまで来るとは。”継続は力なり” とはよく言ったもんだ。

半端じゃない年月を経てるとはいえ、夢中になれる趣味を持ち、パートナーと日々特訓といえるあらゆる執筆チャレンジに明け暮れ、執筆の勉強を独学とパートナーの補助から学び、作家として順調な歩みだった。

そして、ここまで来たからには漠然とした夢ではなく具体的な夢とし、これからも本気で作家を目指しあがいていこうと思う。

書籍化とはいえ、この文章を読めばお分かりのように、まだまだド素人。全然手探りで悩みまくりの日々。

悩みなんてものは結局自分で解決するしかないと、ずっと脳内消化していたのだけど。文章書きたい症候群が発病してしまった今、ブログを始めてみようかなと思った次第。

なので、ブログのタイトルを『さっかつ』にした。

……と思ったのだけど、風呂に入ってブログ記事を考えていると浮かんできた言葉。『しがない作家志願者のあがきとモガキ』

こっちに変更だな!

だって、こっちの方が内容に合っているもの。

ということで、この七年夢中で駆け抜けてきた作家活動を軸に、現在の心境や考え事なんかを綴っていこうと思う。

しがない作家志願者のあがきとモガキ