物語執筆への最強の助っ人!
ここ最近猛勉強に励んでいました。
なんの勉強かは、もちろん物語のあれこれ。
というのも、猛勉強のきっかけはこちらのブログサイト様の記事に出会ってしまったから。
こちらのブログで紹介されているのは、小説を書く上での物語の構成面とキャラクター作りについてのノウハウが紹介されている。
これまで、執筆パートナーである相方さんとほぼ独学で小説を書いてきた。数をこなし、時には他の方が書かれた小説を読み、また自ら課題を出し……となんとなくの雰囲気で独自で技を磨いてきた自分にはかなり衝撃的なブログだった。
ブログを教科書のごとく各記事を繰り返し読み、シャーペンを用意し、ノートにまとめる。それはもう、何十年かぶりのまさに学習をしていた。
せっかくブログにしてくれているのだから、わざわざノートに起こさなくてもと思われるかもしれない。でも、実際活用していこうと思えば、手元に置いたノートの方が見返しやすく、実際まとめ書くことで読んだだけより頭に残る。いい大人になって、勉強の極意を感じることができた。できれば学生の時に感じたかった。やっぱり好きなことは学びも夢中になれるものですね。
さて、紹介されている物語の構成のノウハウとは「13フェイズ」という構成理論。
「13フェイズ」理論は東京工科大学メディア学部客員教授、金子満先生と同大学研究室が産み出した物語の構成理論 沼田やすひろ先生著書「売れるストーリー&キャラクターの作り方」に詳しく書かれているので、興味がある人は是非読んでください 「13フェイズ」理論では物語を13に分け、それぞれのフェイズで行われる出来事を分析しています
物語の書き方 ぶれないストーリーを作るには?・13フェイズ - がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方
13段階で物語を組み立てていくというもの。
1から13までの段階を一つ一つ丁寧にとても詳しく解説してくれていて、例題も添えられているから非常にわかりやすい。
もう一つは、「エニアグラム」というキャラクターの性格を分析した理論。
エニアグラムとは キャラクターの持つ「こだわり」を体系的にまとめたのが【エニアグラム】 「エニアグラム」は、本来自分を知るツール 自分本来の性格・思考・行動パターンを理解する為の便利な道具として使われています 日本ではまだ知らない人が多いですが、グーグルやアマゾン、アップル、ディズニーなどの有名企業で人材教育の研修にも使われている実績のある理論なのです 「エニアグラムの特徴」はキャラクター(人)を9つの分類として捉えています そして9種類のタイプはそれぞれ異なったこだわりに支配されていると言う理論になっています
キャラが持つこだわり・エニアグラム - がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方
小難しいと思いきや、これが本当に楽しいし非常に役に立つ。
9つの分類で単に性格診断というだけでは終わらないのがまたすごい!
各タイプの関係性や、各性格タイプのキャラが物語の中でどうやって成長していけばいいのかがまるっと分かるのだ! しかも、成長のみならず、闇落ちに至る方法まで。
ガンベアさんが参考、推奨されている、上記のサイトで90個の質問にチェックで答え、自分(キャラ)がどのタイプなのか診断できる。
この二つの理論をふまえ、自分の小説を当てはめてみると足りない部分や、新しい発見が見えてくる。
小説大賞を目指している作品へのヒントとなると思う。
実際にやってみて感じたのは、まさに楽しい!
独学故、テクニックなども独自のものを感覚としてしかもっていなかったのだけど、「13フェイズ」「エニアグラム」共に、実はこれが結構理論に当てはまっていて、テンションが上がる。
「13フェイズ」の方はストーリーの見直し。
「エニアグラム」の方は、各キャラクターになりきり90の質問に答え、そのキャラのタイプを知ることに用いる。
タイプは、そのキャラの持つ「性質のこだわり」「決してしないこと」「されて嫌な事」「プラス面の特徴」「マイナス面の特徴」「問題点」「成長には何を学べばいいのか」「憧れのタイプ」「ライバルのタイプ」「闇落ちに陥る理由」「行動を決定する基準」「危険が迫った時の対応」「周りの世界への目」などを知ることができる。
なんとなくだったものがすごく鮮明に見えてくる。
プロット、キャラシート作りにはうってつけだ。
一度完成させ、推敲した小説。自信もあるし、どこをどうすればもっと良くなるのか……と悩んでる人、更に作品の完成度を高めたい人には是非オススメの理論。
二つの理論から見えてきた課題をもとに、次は頑張って追記して作品をつめていく作業。
楽しみ!